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第五章「プロも役立つ基礎知識」
解像度について「dpi」です。

カメラの性能が良くなり、印刷物やWEBなら、セルフ制作なんて事も多いのでは?
けれど、せっかく美しく撮影したのに、
画素がたらない(こちらは以前の授業を参照)又は解像度がたらない事が原因で
仕上がりがキレイじゃなかった・・・なんてご相談を受けることもしばし。

そこで!ちょこっとややこしいですが、
印刷物を美しく出力する為に、必要不可欠な基礎知識をお勉強してゆきましょう!


解像度=dpi=ppi

dpi(ディーピーアイ)とは、dot par inchの略(ドット・パー・インチ)
ppi(ピーピーアイ)Pixel par inchの略(ピクセルパーインチ)


厳密にはdpiとppiは同じでなく、ドット(点)か、ピクセル(画素、色情報も加わる)という違いはありますが実用では同じ意味を持ちます。


dpi(ppi)とは、画像1インチの中にどれだけのドット(ピクセル)で表現するかを表す単位。
※平方インチではありませんので、間違えないように。

1インチ = 25.4mm


1インチ (image図


  1インチを大きく図で表すと

1インチ1

  さらに大きく

1インチアップ



ピンクの上の図
72
dpi(ppi)の時、1インチ(25.4mm)の中に72個のピクセル(ドット)が並ぶ。
1個のピクセルの大きさは、1/72インチ。
72/72=1インチ

黄色の下の図
350
dpiというと、1インチの中に350個のピクセルが並ぶ。
1個のピクセルの大きさは、1/350インチと言うこと。
350/350=1インチ

350.jpg 商品撮影の時計 350dpi

72dpiと350dpiを印刷し拡大表示すると!

72_1.jpg 350_1.jpg

左が72dpi、右が350dpi (モニター表示なので擬似的に比較してます。)

72dpiよりも、画素の密度が高い350dpiの方が、よりきめ細かく鮮明に表現されるということになります。
ですが、ここでも画素数と同じく、ただ数字が多ければ良いと言う解釈は違います。


さて、どれぐらいの解像度が適しているのでしょう?
【印刷物用の解像度】と【WEB用の解像度】についてご説明いたします。

一般的な印刷物なら、350dpi。
(もしくは、400dpiですが、出力解像度や人間が認識できる数字からすると350dpiも400dpiも変わらない。)

なぜ350dpi? という疑問ですが
印刷の線数と関係しているから。
1インチに175線(1/175インチ)の精度なので、
175×倍数=350dpiが印刷機に最も適したデータとされ美しく仕上がります。


【dpiとlpi】
dpi(ディーピーアイ)とは、dot par inchの略(ドット・パー・インチ)でしたが、
スクリーン線数は、
lpi(エルピイアイ)=line par inchの略 (ラインパーインチ)と言います。


1インチの中にどれだけの線を引いて再現するかを表す単位。
線数が多いと、高精細に再現される。


印刷機によって線数は175lpi以外にも、200lpi、210lpi、240lpiなどなど様々、
正確に知りたければ、印刷会社へ確認するといいでしょう。
今のところ一般的とされる数値は175線、なので必然的に350dpiということになります。


【(出力解像度dpi÷スクリーン線数lpi)2乗+1=出力階調数】
階調については、また今度の授業で


【出力解像度】
計算してみましょう!
そう、写真って何かと数学なんです・・・。理解できればカンタンなので、こちら!
説明



【ピクセルから、出力サイズを計算する場合】
(3000×2000=600万画素、350dpiのデータ)


(横)3000Pixe÷350dpi= 8.5714285インチ
(縦)2000Pixe÷350dpi= 5.7142857インチ

(横)8.5714285インチ×25.4mm(1インチ)=217.71mm
(縦)5.7142857インチ×25.4mm(1インチ)=145.14mm

(横)217.71mm(縦)145.14mmの出力サイズと言うことになります。


※dpi設定は、専用のキャプチャー、又はソフト(Photoshop)を使用する。
 再サンプルを外しピクセルは変えない。



【WEB用の解像度について】
WEB用なら、スクリーン解像度にあわせて 72dpi が答ですが、表示だけを言うなら重視しなくてもいい。
なぜなら、72dpi、96dpi、350dpiもピクセルが同じなら、モニター上の表示サイズや解像感は変わらないから。

macのディスプレイ解像度72dpi、winディスプレイ96dpiが標準の時代もあり
「72、96どちらにあわすのがいいか?」など言われましたが、今は72dpiが適している。



ipadで表示したものをスクリーンショットを撮り並べてみました。
(ipadディスプレイは、解像度264dpi 2,048×1,536Pixel)


1、まずは、解像度を変えて比べてみましょう。
(スクリーンショットなので、コントラストが高いですがご了承ください。)
IMG_1ipad_350.jpg IMG_3ipad_72.jpg 左から【350dpi】【 72dpi】
IMG_4ipad_264.jpg IMG_5ipad_132.jpg ipadの解像度にあわせて【264dpi】【132dpi】
  

結果は、おわかりですね
印刷物で表示すると、4枚はあきらかに変わるのですが、
こちらのように、モニター(WEB)だとピクセル表示なので、4枚を近くで見比べてもまったく変わりません。



2、今度は72dpi、解像度は変えずに、ピクセルを変えてみましょう。

IMG_6_72ipad_2048_1536.jpg  IMG_7_72ipad_1024_768.jpg 

左はipadのディスプレイサイズのピクセルに合わせて【2,048×1,536Pixel】
右は、その半分に縮小したピクセル【1024×768Pixel】

ちょっとわかりにくいですね。
拡大してみましょう!


IMG_8_72_ipad_2048×1536u_2 【2,048×1,536Pixel】

IMG_8_72_ipad_1024×768u_2 【1024×768Pixel】

下の段、縮小した写真は、ピクセルが足らないので、ドットが目につき、粗い画像ですね。

アップにすると顕著にあらわれます。
ということで、印刷物に使う写真は、ピクセルサイズが重要

解像度はピクセルが変わらなければ、同じクオリティーで表示されますが、
ピクセル数が少ないと描写力は落ちる。ということなのです。


通常カメラで画像を取り込むと、解像度は72dpiになってるものが多いので、
「モニター(WEB)表示で確認し美しい!」と満足したのに、
印刷物にすると「あれれ?」なんていうのは、こういったことが原因なのです。

解像度が低い為、またはピクセルが少ない事が原因の失敗は、
これで回避できますね


解像度を設定するフォトショップなどの専用のソフトがなければ、
身近な人に相談しましょう。
サイズだけなら、プリントする時のプレビュー画面で確認するのもいいかも



【絶対解像度と相対解像度】
間違いやすいので、さらっとご説明。
ホント「解像度」って、ややこしいですよね〜

2000pixel×3000pixel=600万画素
というのは、以前に学びましたが、
こちらのように、完全に表せる数字を絶対解像度(総画素数)といいます。

けれどこちらは「解像度」と覚えないでください。

一般的に画像解像度というのは、相対解像度のこと。
相対解像度=dpiのことですので、お間違いのないように!



本日は、ここまで!
ついてこれました?


説明ヘタと、誤字脱字お見苦しいところは「ホッホッホ」笑ってごまかしとこう
なかなか授業がすすみませんなぁ〜
さらに、階調についても学んでゆきますが、
その前に、カメラの設定など撮影できるようにお勉強しましょ〜ね〜
次週もおたのしみにぃ〜



余談
フリーカメラマンをはじめて、驚いたこと。
解像度350dpiで納品した時に、先輩のカメラマンさんや年輩のデザイナーさんから言われたご指示。
それも、ほんの数年前。

「350dpiより500dpiの方が高画質なので、高くしてください!」と、ご指示。
仕上がりは普通の出版物なのに、ありえないよ・・・。

「72dpiの方がサイズが大きいので訂正して納品してください。」と、ご指示。
では、ここでみなさんにご質問。
仕上がりは印刷物。出力サイズはA5以下。原寸サイズは十分に足りているデータです。
さて「72dpi」と「350dpi」美しく仕上がるのはどっち?

もう、答えられますね?
正解は、350dpiです。

プロなのに・・・なんだかね・・・。
説明する隙間もなく、ご立腹な様子なので
あきれて、言われたとおりに納品いたしましたが・・・。
写真がかわいそう。


他には、オペレーターがサイズ調整を知らないなんてことも・・・。
その時は、原寸に近い状態で納品。


色の問題なんて、さらに・・・ひどい。
彩度をビビットに上げられ、印刷物はベターっとディティールも無くなっている。
仕上がりと共に、カメラマンに苦情が来た。

「はぁ?」謂われ無いクレームには参った
元データと照らすと、まったく違うものに、
その時は、さすがに説明しましたが、
たま〜に、こんな事があるんです。


責任の所在が分かればすぐに対処、美しく仕上げる事ができるので、
写真が好きなら、最低限のお勉強は必要ですよね〜。

-------------------
余談ですが、キレイに、リサイズするなら(倍)
100%→50%→25%
1200dpi→600dpi→300dpi→150dpi
---------------------

さらに、ココだけのおまけ話!
デジタルデータをポジ出力する方法

1、ベタ塗りの黒でカンバスサイズをつくる。
2、解像度については、1016dpi、プロファイルはsRGBで作成。
3、写真を貼り付ける
4、仕上がりデータに乗算10%〜12%かける。(明るく仕上がる傾向なので)
5、シャープネスは、きつくかかりすぎるので現像所で「画像を見てかけてください。」と指示。
注意点は白が多い写真だとフレアになりやすいので気をつけてね!


4×5(仕上がりサイス)=3800×4800pixel(縦位置データで発注)
5×7         =4760×6760pixel(横位置データ)
8×10         =7400×9300Pixel(縦位置データ)

現像所によって異なる場合があるので、ご確認を〜!

ポジ出力 4×5サイズなら、600万画素のデータが2枚入る。


フィルムで保存すると写真家みたい?

8×10だと、定価3万ほど。(業者価格なら、もっと安いけど)
4×5だと、定価1.5万円ほど
少し高価ですが、写真家さんがコレクターにポジを販売するなら、
データと違って重みがますので、価値があがりそうな・・・?


おためしあれ・・・。


以前の授業はこちらをクリック♪ 「写真の時間ですよー。」 

K i i T 






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人物と料理撮影が得意な関西在住のフリーカメラマン。 ☆好きな事☆ 写真を撮る。海で『ぼーっ』と釣れない魚釣り、ねこ武蔵とお昼寝。ビール、豆腐。りんご。氷。グリコのプッチンプリン。 ☆Facebook☆☆Twitter☆ やってません。ごめんなさい。 始めたらこちらのブログでお知らせします。
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